【ロスラビ!進捗.13】キャラメイク進捗 名前・職業の選択

 今回の記事はキャラメイク画面の進捗です!
以前の記事で紹介できたのは容姿の決定部分だけでしたが、今回は職業選択・容姿決定・名前決定という一連の流れが実装できたのでその紹介です。

名前入力

 キャラクターの名前はランダムネームから選ぶ方法と自分で入力する方法の二種類を用意しました。

ランダムネーム

 まずはランダムネームからの選択。
画面上には9つの名前が表示され、気に入った名前が出てくるまで抽選をやり直すこともできます。
9つずつ表示すれば良い名前に巡り合うまでの試行回数も少ないですからね。
私は結構キャラメイクのあるゲームで名前を考えるのが苦手な方なので、できるだけランダムネームから選びやすい形式を作りました。

キーボードから名前入力

 もちろん好きな名前をキーボードから入力することもできます。
最初から名前が決まっている場合はこちらで入力してください。

 こちらの機能は「文字入力プラグイン」を自作のシーンから呼び出せるように改造して利用させていただきました。
ツクールってデフォルトだとキーボードからの入力を文字列として受け付ける機能がないんですよね。

 あまりに長すぎる名前を入力すると表示がみちみちになってしまうので、16文字ぐらいに制限した方が良さそうです。
名・性のフルネームを入れるのはちょっと厳しそう。

キーボードからの入力によってできる別の機能

 「文字入力プラグイン」の改造で好きなところに文字入力を受け付ける機能を追加できるようになったので、セーブに分かりやすくメモを書くといった機能も追加できそうです。
私はセーブを結構細かく分ける人間なのですが、そのセーブがなんのためのセーブかメモするためにファイル名を一時的に変えたりしています。
これがゲーム本体でできるようになれば結構画期的なのではないでしょうか。

 ……と、いう文章を書いていた所、先日発売されたゲームにまさにその機能が搭載されていました。

セツナソフトさんのエルローグ

 ……便利さで先を越されている!!
なるほど、ウディタには標準で文字入力機能がついていて、セーブにメモやコメントを追加するコモンイベントが既にいくつか作られているんですね。

 さらにはエルローグには料理をつくるときのUIに項目の開閉機能もついています。Webで言うアコーディオンメニュー。
料理システム – セツナソフト – Ci-en(シエン)

 これも私がゲームに実装したいと思っていた機能……。
アコーディオンメニューにするとプレイヤーが矢印キーでスクロールする長さがぐっと減らせる場面がいくつかあります。Webだと簡単に実装できる機能ですが、ツクールの中でこういう機能を実現しようとすると、自分で一から作るかプラグインを探すかしないといけません。今のところそういうプラグインを私は知らない……。これもウディタならコモンイベントが公開されてるのかな。
 昨今の同人ゲームはどんどんUIが便利になったり豪華になったり進化していきますね。

 こんな感じの動きのやつ。Webならライブラリとかフレームワークとか使って簡単に作れるですけどね……と言いつつ動きを見せるためにbootstrap5をダウンロードしたりして1から作ると25分かかってしまいました。

 UI面の紹介しかできませんでしたが、エルローグはすごく面白いゲームですよ。時間が溶けるタイプのゲームです。
私もこのゲームのおかげでCi-enの記事を書くのを遅くなりました。本当はこの記事、前の土曜日に公開するスケジュールだったのです。

職業選択

 職業もキャラメイク画面で選んで反映されるようになりました。
選択部分は名前のランダムネームと同じレイアウトに。
下の空いてる部分に今は暫定的に各職業の立ち絵を表示するようにしています。

容姿メイク画面の進捗

 キャラメイクの中心部分、容姿を作る機能も少し進みました。

選択肢の画像

 選択肢に仮画像を表示してどんなパーツに変わるかが分かるようにしました。
以前紹介したときの仮組みでは数字の組み合わせしか表示できていませんでしたからね。
さすがにパーツ番号だけでテストを続けるのもだんだん記憶があやふやになってきます。

 事前にゲーム側で用意した色を使用することもできるようになりました。
その色から数値を変更することもできます。

全体の流れ

 組み合わせた全体の流れがこちら。まだまだ改善すべき点はありますが少しずつ形になってきました。

 こうしてキャラメイク画面は通しで実行できるようになりましたが、この機能も一つのパーツにしか過ぎません。街の中の冒険者ギルドからキャラメイク画面を呼び出す機能とか、作ったキャラを管理してパーティへの出し入れをする機能とか。必要な機能は結構揃ってきたとはいえ、まだまだ先は長いですね。